AIが開く魂の世界ー新健康観8ー
アルベイズ梶原Share

こんにちは
アルベイズ梶原です。
全5回などと大嘘をついて始まった新健康観シリーズですが、ついに8回目になりました。
これまでの記事はこちらです。
100年後の未来は誰も想像できない
今のところ、人体そして宇宙の全てを説明できる理論の構築は不可能にしか思えないですが、遠い未来のことについて我々は予想することは全くできません。
19世紀末に生きていた人は「誰もがスマートフォンでインターネットにアクセスして自由に世界中の人々と交流できるようになる」などと想像できたでしょうか?
おそらくアインシュタインでも予想できなかったでしょう。
人類の発展
「人類の発展の鍵となっているのは情報の集積と交換(集合知)」だと人類学では言われています。
つまり、色んな人がいろんな技術(理論)を作り出し、それを交換し合うことで、技術(理論)が発展してきたということです。
今後も人類の科学は指数関数的に発展していくことは間違いないです。
そうなると、100年後の未来なんて誰にも予測できません。
さらには人類は自分たちより賢いAIを生み出してしまいました。
AIの登場
AIはディープラーニングという方法で自己学習して賢くなっていきます。
自己学習と言っても、実際の仕組みとしては 囲碁や将棋のAIの場合、いくつかの独立したAIが、ひたすら対戦して、互いに学習していくという方法がディープラーニングです。
最終的に各AIが学習したことをまとめて、最強のAIが出来上がるわけです。
もはや将棋、囲碁、チェスなどでは人類はAIの足元にも及びません。
藤井聡太九段がAIで将棋の勉強をしていることは有名です。
人間より賢いAIから人間が教わる時代に既に突入しています。
ディープラーニングの仕組み人類の行ってきた集合知を作り上げる過程とほぼ同じです。
しかもAIは人間と違って不眠不休でこの議論を行うことができます。
さらにAIの頭脳であるCPUはムーアの法則に従い、指数関数的に性能が上がっていっています。
つまり、これからさらにAIは賢くなっています。
人類はその誕生から自分より賢いAIを作り出すまでに600万年ほどかかりました。
農耕を発明したのが1万年ほど昔だと考えられています。
5000年ほど前に文明が発生しました。
3000年ほど前に現在のような国家のシステムが発明されました。
250年ほど前に産業革命が起こり、あらゆるものの生産効率が劇的に向上ました。
そこから200年ほどで、科学は大きく発展し、食料を十分以上に生産できるようになり、先進国では餓死者はほとんど出なくなりました。
(19世紀では餓死・栄養失調はありふれた死因の1つでした)
それから100年も経たないうちに、今、AIという人類の知性を凌駕するモノを作り出しました。
人類は度々、歴史の転換点となるようなイノベーションを起こしているのですが、このようにその周期は次第に短くなっています。
このペースだと、次の大イノベーションは50年後くらいになるかもしれません。
現時点からの個人的な予想だと、それは量子コンピュータあるいは核融合炉になると思っています。
既にどちらも実用化一歩手前くらいまで来ているので、もしかすると両方とも50年後には実用化されているかもしれないです。
未来は不老不死のディストピア?
未来のことはわかりませんが、個人的には人類は100年後には宇宙と人体の謎を概ね解き明かしていると思っています。
今の知識や理論をベースに考えると到底不可能ですが、現代が100年前からすると想像もつかないようなことを考えると、今から100年後の未来も想像は誰にも予想できません。
となると、大統一理論が完成している可能性は高いと個人的には思っています。
100年後に大統一理論が完成し、宇宙と人体の謎が全て解き明かされたとしたら、100年後の人類は不老不死になっているかもしれません。
森博嗣の描くディストピア
100年後の未来で、テクノロジーが発達して人は簡単には死ぬことができなくなっています。
ネタバレしないように書くのは難しいですが、ざっくり言うと
自殺できるプログラムを秘密裏に開発してバラまくというような事件が起こる未来で、
そして、その自殺プログラムが「神の賜物」と呼ばれるような未来です。
読んでると、不老不死にはなりたくないな、と思えてきます。
僕の場合、テクノロジーがその領域に達する前に寿命がきそうですが(笑)