呪術と医術は同じものだった?ー新健康観3ー
アルベイズ梶原Share

こんにちは
アルベイズ梶原です。
健康観シリーズの第3回目で、呪い(まじない)と医療の関係についてお話していこうと思います。
前回の記事はこちらです
呪術師と医師は同業だった?
西洋医学が発展する以前は霊的な何かを頼るしかなかったので、祈祷師や司祭の存在が今よりもはるかに重要でした。
※この写真はフリー素材ではなく、現地に行った時撮ったものです
僕はバリ島が好きで、何度か行った事があるのですが、バリにはどの村には必ず1人はバリアンと呼ばれる呪術師がいます。
そして、ほとんどの村で呪術師は村の医師も兼任しています。
呪術師としては人の未来を視て、助言をして、
医師としては症状を視て薬を処方したり、ツボ押しのマッサージをしたり
薬に関しては西洋医学のものではなく、薬草などを調合したものです。
これは祭事で使う薬物と共通のものも多いはずです。
(30年くらい前にバリに行った人の話だと祭りの時はガンガン大麻を焚いていたそうです。大麻はバリ島だと山に普通に生えてます。)
検査機器を使わなくてもがんが見つけられる
これは友人から聞いた話ですが、
知り合いがバリアンに「腎臓が悪い」と言われて、日本に帰ってから検査を受けてたら、腎臓がんだった
というのです。
受けたのは簡単な問診と触診だけだったそうです。
ちなみに、このバリアンは以前に日本に国賓待遇で招待されたことがあるらしいです。
バリ島で出会った呪術師
※この写真はそれっぽいフリー素材です
視てもらったのはクトゥ・リエールという呪術師で、ジュリア・ロバーツ主演の映画「食べて、祈って、恋をして」に出てくる呪術師のモデルになった人物です。
僕が会ったとき、既に年齢は90代だったので、今もご存命かはわからないですが、すごい人だったらしいです。
僕が会った時は既にだいぶ認知症で、名前を5回聞かれました(笑)
しかし、最後に「車の運転には気をつけろ」と言われました。
実はバリに来る少し前に車が納車されたばかりでした。
これくらいのことでは「え、なんで知ってるの?」とはなりませんでしたが、何か視えていたのかもしれません。
※診断料金は村人も観光客も料金は一律50万ルピア(約5,000円)で、超有名人だからといってふっかけない良心的なお値段でした。
以前に紹介したような研究結果を考えると、かつては「呪術師=医師」だったのは偶然ではなく、霊的な力でも治療を行っていたからではないか、と。
西洋医学が広まる以前は霊的なものに頼るしかない時代だったからこそ、逆に魂の領域にアクセスしやすかったのではないかとも考えられます。
波動医療(気功)はまだ科学ではない
しかし、波動医療(気功)はまだ科学的というには程遠い現状です。
再現性もなく、どうすれば効果が出るのかという方法論が現在の科学では調べられないので。
じゃあ、どうしよう?
じゃあ、波動(気功)のメカニズムが科学的に解明されるまでは一体どうしたら良いでしょう??という話なんですが
歴史のある古典医学に頼るのが一番良いと個人的には思っています。
科学的には説明できないものであっても、古代から続く経験則であれば、そこには魂の領域の理論も組み込まれているはずだからです。
また、古くから続いているものであれば、統計的に正しい確率が高いです。
間違った健康法を続けているような民族は滅んでしまうので。
そして、民族ごと滅べば現代までは伝わっていません。
もちろんただの迷信も少なくないとは思いますが。
アーユルヴェーダでは現代科学からすると意味不明な教えがありますが、それは何かしら魂の領域にアクセスするためのものかもしれないので、今勉強中です。
というわけで、次回はアーユルヴェーダのお話をしようと思っています。