FGF(線維芽細胞成長因子)の役割と美容効果
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こんにちは。
アルベイズ梶原です。
FGFは”Fibroblast Growth Factor”の頭文字を取ってFGFと呼ばれています。
FGFは線維芽細胞を活性化させ、コラーゲンやエラスチン、プロテオグリカン、ムコ多糖(ヒアルロン酸など)を生成するように指示を出す生体分子です。
また近年、VEGFと同じように血管新生を促す作用があることも分かってきました。
褥瘡や皮膚潰瘍の治療薬としても利用されるなど、皮膚に関わる様々な疾患の治療に用いられています。
肌のハリを支えている生体分子であるコラーゲンやエラスチンを増やすので、首のしわや下まぶたのたるみなどの改善に効果が期待できます。
線維芽細胞とは?
肌(表皮細胞)の直ぐ下にある真皮層に存在する細胞で、真皮層を構成するコラーゲンやエラスチンを作っているのが線維芽細胞です。
表皮の下の真皮層はにはあまり細胞がなく、線維芽細胞がところどころにいるだけで、ほとんどは線維芽細胞が作ったコラーゲン、エラスチン、ムコ多糖が蓄えた水で構成されています。
真皮層を構成する生体分子の生産を一手に担っているのが線維芽細胞です。
ちなみに京都大学の山中先生がiPS細胞を作る際に素材にしたのが、線維芽細胞です。