こんにちは。 アルベイズ梶原です。 今回は保湿成分として有名なセラミドについてのお話です。 セラミドとは脂質の一種で動物が元々持っているものです。 化学的にはスフィンゴシンと糖や脂肪酸が結合したアミドで糖脂質と呼ばれる分子になります。 脂質つまり油なので、皮膚表面で内部の水分が出ていくのを防ぐ作用があり、以下で解説するように一番外側で、外部刺激から肌を守っている成分でもあります。 ヒトの表皮にある角質層の主成分で、7種類が確認されており、皮膚バリア機能や保湿を司っています。 セラミドは肌の最前線 肌は外側から以下のような構造になっています。 皮脂膜(皮膚バリア) 角質層 顆粒層 セラミドは一番外側の皮脂膜を構成する主成分なので、セラミドが不足すると乾燥やバリア機能の低下が起こります。 ターンオーバーで角化細胞が顆粒層から角質層に押し上げられる段階で生成されて、角化細胞(角質)の中に蓄えられます。 体内で生成されて肌の表面に出てくるセラミドですが、肌の3層構造の中でも一番外側で働くので、ただ塗るだけでも保湿効果があります。 そのため配合されている化粧品も多いです。